nyadore3’s blog

映画やドラマとか見たものの感想書いたりします。あくまで個人の感想なので「面白いのに文句言うな」とか言われても対応出来ませんのであしからず

ボヘミアン・ラプソディ(2018)

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公開日:2018年11月9日

監督:ブライアン・シンガー(交代前)

         デクスター・フレッチャー(交代後)

脚本:アンソニー・マクカーテン



 伝説のバンドQUEENのボーカル、角刈りのような奇抜な髪型と胸毛ファサーでお馴染みフレディ・マーキュリーの人生を描いた映画。


因みにQUEENの曲はジョジョのスタンドで出てくる「キラークイーン」とか「アナザー・ワン・バイツァダスト」の元ネタ位しか予備知識がなかった。あとは車のCMやら木村拓哉が出てたドラマの主題歌か。


お話はQUEEN伝説のライブ、通称「ライブエイド」(エイズ患者の為のチャリティーみたいなもん)の当日、入場のシーンから始まる。

時は遡ってとある空港で働くファルーク・バルサラ(=後のフレディ・マーキュリー)はQUEENの前身バンドのメンバー、ブライアン・メイロジャー・テイラーに「抜けたボーカルの代わりに俺を入れてくれ」と頼み曲を披露しQUEENを結成といった感じで進む。合間にフレディの恋人との日々やQUEENとして徐々に売れていく様子、フレディがゲイであると恋人に告白する場面、そして同じくゲイのマネージャーとの関係が描かれていく。


ざっくり描きすぎな気もするがこんな感じ。


この映画まず俳優が凄い。この映画を見たあとにQUEENのCDを借りてメンバーの写真を見たがそっくりすぎる位そっくりでワイドショーとかではフレディ役のラミ・マレックがそっくりだ!と持て囃してたがなんなら彼が一番似ていない。

ブライアン・メイ役とジョン・ディーコン役の俳優は過去の世界から連れてきたのか?と思うくらい似ている。勿論顔は似てないだけでラミ・マレックの演技力も素晴らしい。

あとはヒロイン?と言っていいのかフレディの元恋人メアリー役の女優さんが個人的に凄く良かった。

フレディからゲイであると告白される場面での複雑な表情やライブエイドでフレディを見る時のホントに嬉しそうな顔が印象的で没入感を高めてくれるし感情移入して泣きそうになった。


最大の見せ場ライブエイドもカメラワークが凝っておりホントにライブを見てるかのようでわざわざ映画館に足を運んでみた甲斐があったなと。後にDVDで見ると感動があまりなく大画面と大音響の効果も合わさってこそかと思ったがまあ、それはそれとしてここのライブの場面は恋人との別れやメンバーとの確執、新しい彼氏との出会いやエイズ感染などを経ての復活とまさに山あり谷ありな人生を歩んできたフレディの復活に相応しい盛り上がりだった。最後は「Dont Stop me now」をバックにその生涯の残りを写真と文字だけで説明して終わったが余韻に浸るには充分だった。


結局、一回見てCD聞いてPV集見て2回目を見に行くくらいにはハマった映画でした。

この映画、撮影中に監督が変わったりゴタゴタしたらしいが結果的には良かったんだろうな。

交代前の監督が撮ったエルトン・ジョンの自伝映画「ロケットマン」はなんじゃこりゃな出来で肩透かし半端なかったし。(監督だけのせいじゃない気もするがそれは別の機会に)