アイアンマン(2008)MARVEL伝説の始まり
公開日:2008年9月27日
監督:ジョン・ファブロー(主人公トニーの秘書権親友のハッピー役も兼任)
脚本:マークファーガス
マーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)第一作にしてインフィニティ・サーガ第一作。
今や大ヒットシリーズとなったMCUの始まりとなった本作。2008年って何してたっけ?と思ったがまだ高校生だったな。当時はアメコミなんてほぼ知らなかったし、これを見たのもシリーズで言えば最後から2番目。
そもそもMCUを見たのが何故か19作目のインフィニティウォーからであとは気になるのから適当に摘んで行った結果最後の方になった。
その時はまさかこんなにハマるとは思ってなかったな。
🔨⚒⛏
(以下、簡単なあらすじ)
世界有数の軍事産業スターク・インダストリーズの社長、トニー・スタークはアフガニスタンでの新型ミサイルのデモンストレーション中にテロリストによって拉致。
心臓近くにミサイルの破片が残るトニーは、医師のホー・インセンに破片の進行を抑える電磁石を埋め込まれる。トニーはその電磁石の動力源アークリアクター(アイアンマンの胸で光ってる丸いアレ)とそれを利用したパワードスーツを開発。インセンの犠牲はあったがトニーは脱出に成功。
帰国したトニーはスーツの開発を続けるがその裏ではトニーを亡き者にしようと暗躍する者がいた。
トニー・スターク役は今や大スターで、当時はヤク中明け真っ只中のロバートダウニーJr。あとからコミックを読んだがトニーとピッタリで制作陣が彼を選んだのも頷ける。反対意見も多かったみたいだけど結果的にダウニーJrの起用が今日のMCUの成功のキッカケと言ってもいいと思う。
初めて見たインフィニティウォーで出てきたアイアンマンはナノテクを使ったツンツルテンのスーツで全然「鉄の男」っぽくなかったがかっこよかった。でも、改めて見るとマーク3とかみたいないかにも機械仕掛けでございって感じのが好きだな。
この映画で一番見てて楽しいというかお気に入りはトニーが試行錯誤しながらスーツを作る所で飛行機能をつけたり、色をつけたりとこうやって作るんだなと。
日本の特撮ヒーロー物に慣れてたが日本のヒーローって細かい設定やら開発経緯を文章で説明はあっても詳細に作るシーンはなかったので新鮮でワクワクした。そしてそれがキチンと機能をしているのもまた関心した。この試行錯誤する天才って言うのがアイアンマンの魅力だと思う。それ以上に傲岸不遜なのが玉に瑕だけど。
メインヴィラン(悪役の事。個人的にこのヴィランって言葉を日本の特撮作品で使いだしたのが吐き気がするほど嫌い)のアイアンモンガーもトニーが脱出の際に使ったマーク1スーツを参考にして作られたもので分かりやすい対比がされてた。MCU作品のお約束になる敵は主人公の影みたいなのはここから。
ヒロインを狙って大暴れする古典的な感じが個人的にお気に入り。
ラストにあの台詞が出たり、この作品の誰かは後の作品にヒョイと出てきたりとするが
この作品から2019年のアベンジャーズ/エンドゲームまで約10年以上続くとは当時は誰も思ってなかったんだろうなあ。
洋画お馴染みポストクレジットではニック・フューリーが出てきて今後の展開を示唆するけど出来ればいいなあ程度の感じだったろうし。
ヒーローのオリジン物はつまらなくなりがちと言われるけど個人的にはそんな事ないよと思わせてくれたのはこの作品のおかげだと思ってる。
ありがとう、アイアンマン